白い歯を保つためのケア

白い歯を保つためのケア

白い歯を保つためのケア

2022.05.20

歯医者さんでクリーニングを行い、白くきれいな歯になっても、しばらくすると
茶渋などの茶色の着色汚れが気になりませんか?これはステインと呼ばれるもので、
紅茶やコーヒー、赤ワインなどの色素や、タバコのやになどが歯の表面のペリクル(唾液成分でできた薄い膜)に取り込まれ蓄積されたものです。

 

〜ステイン形成のメカニズム〜

<1,クリーニング後>
クリーニングを行った後は、歯の表面のエナメル質がツルツルに磨かれているため、
歯垢や汚れがつきにくい状態です。

<2,ペリクル>
しばらくすると、歯を守るためにペリクルと呼ばれる唾液から作られたタンパク質の薄い膜が、歯の表面を覆います。

<3,着色ペリクル>
飲食物に含まれる色素やタバコのやになどがペリクルに付着すると、少しずつ着色し、
くすみや黄ばみが気になりはじめます。

<4,ステイン>
着色ペリクルが蓄積されると、色が濃くなり、やがて歯みがきでは簡単に落とすことができない固着したステインとなります。

 

〜3つのポイント〜

白い歯を長く保つ為にはお口の中を着色しにくい環境に整え、ステインの沈着を予防するための日々のケアが大切です。

★歯みがきには、ステインの着色に効果がある美白歯磨剤の使用をお勧めします。

★着色しやすい飲食物などはなるべく控えるように意識し、摂取後はていねいに歯みがきをするようにしましょう。
(着色しやすいもの:色の濃い食べものや飲み物・ うがい薬・口紅・タバコなど)

★定期的な歯科医院でのメンテナンスを行い、歯垢やステインの除去と歯の表面を磨くクリーニングを行うようにしましょう!

 

ホームケアについて

「着色を除去する」「歯を白くする」と謳った歯みがき剤は、たくさん販売されています。
しかし、粗い研磨剤でガリガリみがいてしまうと、着色だけでなく歯面も一緒に削れ、歯面がざらざらになってしまいます。
着色はザラザラした場所に付着しやすい性質があるため、余計に着色がつきやすくなり、悪循環です。
歯みがき剤を選ぶときは、研磨剤の粒子が細かく、歯面への負担が少ない工夫がなされているか確認しましょう。

歯科医院でのケアについて

付着して間もない着色は、歯みがき剤で除去できますが、しっかり付着した着色は、家庭では除去できません。
また、歯石がついたりしてざらざらした部分や、歯ブラシの届きにくい部分などは、着色が付着しやすくなります。
歯科医院を定期的に受診し、歯のクリーニング(歯面清掃)や歯石除去を行ってもらいましょう。

 


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