エアフロー

エアフロー

エアフロー

2023.03.14

歯の着色を落とすと同時に、歯周病菌を効果的に取り除く!

エアフローは、歯面清掃を行う機械の一種で、非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けることにより、歯にこびりついた汚れを効果的に落とすことができる、というものです。
専用のパウダーをジェット水流で歯に吹き付けることで、「茶渋」や「タバコのヤニ」などの着色汚れを効果的に落とすことができます。
さらに、虫歯や歯周病の原因となる歯にこびりついた細菌の塊「バイオフィルム」も除去することもできますので、予防にも効果的です。

一般的には、歯科医院で主に歯の着色やヤニ除去の用途として使われていますが、歯周ポケット内の歯周病の細菌除去にも効果が高いため、当院では歯と歯茎の健康のためにも、エアフローによるクリーニングをおすすめしています。

😄こんな方におすすめ😄

  1. タバコのヤニ、ステイン(着色)が気になっている方
  2. くすんだ歯の白さを蘇らせたい方(※)
  3. 歯の健康を積極的に保っていきたい方
  4. いつもスッキリと気持ちのいいお口を保ちたい方
  5. 矯正治療中の方
  6. 詰め物・被せ物・差し歯・インプラントなどの人工物が入っている方

(※)エアフローは外来性の着色は落としますが、本来の歯の色自体は白くできません。歯自体を白くしたい場合にはホワイトニングが必要です。

 

保険適用クリーニングとの違い

保険適用の歯のクリーニング(歯石除去)では、超音波スケーラーやハンドスケーラーと呼ばれる器具を使って、歯石や歯垢を剥がしたり弾き飛ばしたりして除去していきます。
あくまでも治療の一環として行うため、病気の原因となる”細菌の塊”を取り除く目的で行いますので、2回以上の通院が必要になることがあります。
エアフローでは、専用のパウダーとジェット水流の力で歯垢だけでなく茶渋やタバコのヤニによる着色汚れなどの”細かな汚れ”を落とすことができるため、主に予防目的や審美目的で行われています。
また、歯と歯の間や矯正装置の隙間など、超音波スケーラーなどの機械では届かない場所でもエアフローであれば効果的にクリーニングができます。

エアフローのメリットとデメリット

メリット

①清掃効果が高い

超微粒子パウダーによるクリーニングは、歯にこびりついてしまった頑固なヤニや着色も、効果的に、そして短時間で落とすことができます。
また、通常のクリーニングでは、器具が届くのが歯周ポケットの内部せいぜい3mm以内くらいであり、それ以上は十分な清掃ができないと言われています。
でも、エアフローであれば、細かい粒子が4mm以上の深いポケットにも届くため、より確実に歯周病を予防できます。

②短時間できれいになる

エアフローは、高圧洗浄機のように、細かい部分まで効率よく汚れを落とすことができます。
そのため施術も短時間で済ますことができます。

③歯や詰め物・被せ物を傷つけにくい

エアフローでは、超微粒子のパウダーを使用します。
そのため、従来の「研磨剤とブラシやラバーカップなどにより機械的に擦り落とすクリーニング」と比べ、歯や、詰め物・被せ物などの人工物を傷つけずに優しくクリーニングできるのも特長です。

④歯石や着色がつきにくくなる

超微粒子パウダーにより、歯の表面がツルツルになりますので、施術後は歯垢や歯石、着色の再付着が起こりにくくなります。

デメリット

①保険がきかない

エアフローは、着色を落とす目的、そして健康増進を目的として行われる処置であるため、健康保険の適用外となります。

②お体の状態によってはできない場合がある

妊娠中の方、放射線治療中の方、呼吸器疾患の方、ナトリウム摂取制限を必要とする方は安全性を考慮し、基本的に施術をお断りさせて頂いております。

③まれに知覚過敏のような症状を感じることがある

エアフローでは、知覚過敏や痛みが出ない工夫がなされています。
国内外の論文を見ても知覚過敏が起こりにくく、知覚過敏がすでにある方にも有効という報告がされておりますが、パウダーを吹き付ける圧により、一部の方が知覚過敏のような刺激を感じることもまれにあります。


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