前回はなぜ歯がない方も口腔内清掃が必要なのかというお話しでした。
今回は口腔内清掃の方法についてです。
どのようにして口腔ケアを行ったら良いのでしょうか
口腔内は歯ブラシを使用する場合は、やわらかめの歯ブラシで全体的に歯茎の部分をマッサージするような感じで磨いてあげてください。
歯ブラシ以外にもスポンジブラシという先端がスポンジできているようなものもあります。
その他にも口腔内を拭いて清掃するタイプのものもあります。ご自身の口腔内にあっているものを使うようにしましょう。
☆口腔内清掃の仕方☆
①義歯を取り外します。
※義歯も義歯ブラシなどを使って流水下で綺麗に磨きます。
②うがいなどで食物残渣を除き、口腔内を湿らせます。スポンジブラシでお口の頬の内側や唇の内側、歯茎、上あご、舌などの汚れをやさしく取り除きます。
③歯ブラシを歯面に軽くあて、振動させるように磨きます。(ペングリップで持つと適切な強さになる)義歯との境の部分、歯の裏側も丁寧に磨きます。※③は部分義歯の方
④舌や粘膜をスポンジブラシ等で拭います。
⑤うがいやガーゼで清拭を行い、さっぱりとした状態で終了です。
入れ歯の清掃ももちろん大切です
口腔内だけでなく、お口の中に入れる入れ歯も汚れたままでは意味がありません。
義歯ブラシなどを用いてきれいに清掃しましょう。
☆マッサージ☆
手を綺麗に洗って下さい。
人さし指の腹で、歯茎と口の粘膜の境目をゆっくりと押し撫でていきます。下の奥から前へ左右両方、2〜3回行います。
そして、上の歯ぐきも同様にゆっくりと押し撫でていきます。
人さし指と親指で歯茎をつまむように挟んで圧迫するようにマッサージをします。
人さし指を使って、お口の中からほうれん線を伸ばすようにマッサージします。奥から手前に皮膚を引っ張り伸ばすようにゆっくりと前に持ってきます。
歯があってもなくても定期的に歯科医院で検診を受ける事をオススメします。
口腔ケアを行っていない人もこれからは口腔ケアを!
このように口腔内は歯がなくても口腔内を清掃する必要がありますので、今まで行っていなかった方はぜひ口腔ケアを行っていきましょう!
口腔ケアは、健康的で豊かな生活を送るために非常に重要なケアの1つです。
ご自身では難しい場合、介護の手を借りることになると思います。
介護する側は、お口の中を傷つけないように気をつけなければいけません。
正しいお手入れの仕方がわからない、不安がある場合は、かかりつけの歯医者さんに相談しましょう。