歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばり

2022.08.23

ご家族やパートナーから、就寝中の歯ぎしりを指摘されたことはないでしょうか?
また、歯がしみたり、噛むと痛みがはしるのに、歯医者に行ってもむし歯ではないと言われたことは??
その原因、実は無意識に食いしばりがあるのではないでしょうか。

歯ぎしり・食いしばりには主な原因が4つあります。

 

ストレス 日頃のストレスが原因で歯ぎしりをしてしまう方がいます。
習慣 スポーツをしている方で、瞬発的に力を出すような職業に就いている方の場合、食いしばりが習慣化してしまっています。
噛み合わせ・骨格 咬み合わせの異常、金属製の詰め物や被せがあっていないなどが原因で、歯ぎしり・食いしばりが起きます。
子ども特有のもの 永久歯と乳歯の生え替わりの時期におこる不快感などが原因で、歯ぎしり・食いしばりをしてしまいます。

 

朝起きたときに顎が疲れている、虫歯ではないのに歯が痛むなどの症状があれば、「歯ぎしり・食いしばり」が原因かもしれません。

 

歯ぎしり・食いしばりをすることで、以下のような症状が起きることがあります。

 

  • 首こり、肩こり、偏頭痛
  • 熟睡できない(起きた時の倦怠感や顎の疲れ)
  • 顎関節への過度な負担による顎関節症の発症
  • 歯が欠けたり、折れてしまう可能性がある
  • 虫歯になりやすくなる
  • 詰め物、被せ物が外れやすくなる
  • エラが張る、顔が大きくなる(咬筋が発達してしまう)
  • 頭痛、肩こりがある
  • 歯の摩耗
  • 歯周病を進行させてしまう

では、歯ぎしり・食いしばりを緩和するためにはどのような方法があるのでしょうか?

 

① ナイトガード

就寝時にナイトガードと呼ばれるマウスピースをすることで症状の軽減が期待できます。

歯ぎしり・食いしばりは、ストレスなどを原因として強く歯と歯をすり合わせたり噛み合わせたりすることにあります。
非常に強い負担が歯や顎にかかるため、様々な不快症状を引き起こします。

歯ぎしり用のマウスピースは、歯科で保険診療内で作成することができますので、気になる方はスタッフまでお問い合わせください。

 

② ボトックス

ボトックス(ボツリヌス)とは、ボツリヌストキシンと呼ばれる複合毒素から毒素を取り除かれて抽出されたタンパク質の一種です。

歯科で行う歯ぎしりや食いしばりに対するボツリヌス治療は噛むための筋肉である咀嚼筋のうち、「咬筋」に注射をして症状の緩和を図ることを目的としております。

 

ボツリヌス注射をすることで以下のような効果が期待できます。

 

  • 歯ぎしり、食いしばりの改善
  • 顎関節症の改善
  • 発達した咬筋を弛緩させる(いわゆる小顔効果)
  • 歯ぎしりが原因の歯周病治療による原因除去
  • オトガイ(顎の梅干しジワ)の改善
  • ガミースマイルの改善

 

ボツリヌス注射後は通常2~3日後から効果が現れ、1~2週前後で安定しピークに達します。

その後徐々に効果が薄れ、個人差にもよりますが、4~6カ月ほどで効果がなくなります
そのため効果を継続させたい方は3~5カ月間隔で注射を行います。

費用は、両側合わせて¥33,000(税込)となります。

 

まずは日中の気づきからです。
仕事中や勉強中など、何かに夢中になっている時、ふと気がつくとしっかり噛み締めている、あるいは舌を吸い付けていることはないですか?
そんな時には、肩を上下させ、首から上の力を思いきり抜いて、頬の力を抜き、歯を噛み合わせないようにしてみましょう。
そしてひどくなる前に専門家に相談しましょう。

詳しくはスタッフまでお尋ねください。


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