ドライマウスについて

ドライマウスについて

ドライマウスについて

2023.12.18

こんにちは!ひだまり歯科です。

今回は「ドライマウスについて」についてブログを書いていきたいと思います。

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液の減少または不足によって起こる状態で、多くの人々に影響を与える一般的な問題です。唾液は口腔内の清掃、消化の助け、病原菌の抑制など、多くの重要な役割を果たしています。そのため、唾液の減少は口腔内の健康だけでなく、全体的な健康にも影響を及ぼします。

ドライマウスの原因

  1. 薬剤による副作用: 多くの一般的な薬剤(抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、抗高血圧薬など)が口腔乾燥の副作用を引き起こすことがあります。
  2. 全身性疾患: シェーグレン症候群、HIV/AIDS、糖尿病、パーキンソン病など、特定の全身疾患はドライマウスを引き起こすことがあります。
  3. 放射線治療: 頭頸部の癌治療に用いられる放射線治療は、唾液腺を損傷し、唾液の分泌を減少させることがあります。
  4. 加齢: 加齢により唾液腺の機能が低下することがあります。
  5. 脱水状態: 水分不足は口腔乾燥の原因になります。
  6. ライフスタイル: 喫煙やアルコールの摂取、口呼吸などもドライマウスの原因になり得ます。

ドライマウスの症状

  • 口腔の乾燥感
  • 食事や話すことに関する困難
  • 唇の乾燥と割れ
  • 口臭
  • 頻繁な喉の渇き
  • 味覚障害

ドライマウスの合併症

  • 虫歯: 唾液の減少は、口腔内の酸性度の上昇と細菌の増加を招き、虫歯のリスクを高めます。
  • 歯肉病: 唾液の保護作用が減少すると、歯肉病の発生リスクが高まります。
  • 口腔内感染症: 特にカンジダ症(口腔カンジダ症)のリスクが高まります。

ドライマウスの管理と治療

  1. 水分摂取の増加: 水分を頻繁に摂取することで口腔の湿潤を保ちます。
  2. 唾液代替品: 市販されている唾液代替品を使用して口腔の湿潤を保つことができます。
  3. 刺激食品の回避: アルコール、カフェイン、辛い食品など、口腔を刺激するものは避けます。
  4. 口腔衛生の強化: 定期的なブラッシングとフロッシングで口腔衛生を維持します。
  5. 人工唾液: 重度の場合、医師の指示に従って人工唾液の使用を検討します。
  6. ライフスタイルの変更: 喫煙の中止、アルコール消費の削減、口呼吸の修正などが役立ちます。
  7. 薬剤調整: 現在服用中の薬剤が原因である場合は、医師と相談し、薬剤の変更や調整を検討します。

まとめ

ドライマウスは、多くの場合、生活の質に影響を与え、口腔内および全身の健康問題を引き起こす可能性があります。適切な管理と治療により、これらの問題を最小限に抑え、より快適な日常生活を送ることができます。定期的な歯科検診と口腔ケアの維持、健康的なライフスタイルの選択が重要です。

 

お口の中のお悩みや気になることがございましたら、ご相談ください。

ご予約制となっておりますので、ぜひお気軽にひだまり歯科(06-6626-0006)までお電話くださいませ。

ご連絡をお待ちしております。

 

ひだまり歯科


LINE
相談