歯ブラシの選び方と交換時期

歯ブラシの選び方と交換時期

歯ブラシの選び方と交換時期

2022.04.25

どんな歯ブラシがいい?

毛の硬さや細さ、頭(ヘッド)の大きさ、毛束など、同じ歯ブラシでもそれぞれに違いがあり、自分に合う歯ブラシを選ぶことがとても大切になってきます。歯磨きの効率を上げることで磨き残しを減らすことができ、虫歯や歯周病を引き起こす確率を低くすることができます。

①ブラシ部分の硬さ

硬め    普段のブラッシングが弱めの方
ふつう   歯垢(プラーク)を落とすのに一般的
やわらかめ 歯茎が弱い方、出血しやすい方

 

②毛先

ラウンド加工された歯ブラシは、根元から毛先まで均等な太さで、毛先が丸く加工されています。
コシが強く、効率よく汚れを落とすことができます。健康な歯の人にお勧めしている歯ブラシです。
テーパー加工された歯ブラシは、毛先に行くにつれて毛先が細く加工されています。
毛先が細くコシが弱いため、ラウンド毛よりも汚れの落としやすさでは劣りますが、細かい隙間に入り込み、奥に入り込んだ汚れを掻き出すことができます。
主に歯周ポケットがあるような歯周病の人にお勧めしている歯ブラシです。

 

毛先の開いた歯ブラシを使うと・・・?

毛先が開いた歯ブラシでは、どんなに正しくブラッシングをしても、磨いているようで実は磨けていません。さらに開いてしまった毛先が歯茎に当たることで歯茎が退縮し、露出した歯の根元から虫歯になることもあります。

毛先が開いていくごとにプラーク除去率は下がっていきます。新しい歯ブラシの歯垢(プラーク)除去率を100%とすると、少し開くと除去率は20%下がり、さらに開いていくと除去率は40%も下がります。

交換の目安は、1日3回のブラッシングと考えて、およそ1ヶ月!歯ブラシを後ろから見て、毛先がヘッドの台座よりはみ出して見えるようになると取替えのサインです。毛先の開いたものは早めに交換しましょう。
1ヶ月も経たないうちに毛先が開いてしまうのは、ブラッシングに力を入れすぎている可能性があります。ブラッシングの際は圧をかけすぎず、軽い力で磨くようにしましょう。

 

歯垢(プラーク)は虫歯や歯周病などの最も代表的な病原因子となり、また、誤嚥性肺炎や循環器障害などの全身疾患の発生にも影響を及ぼします。
お口の大きさや歯の形に歯ブラシが合っていないと、細かい隙間にある汚れに届かず磨き残しができてしまいます。効率の良いプラークコントロールを継続するために、自分に合う歯ブラシ選びはとても重要になります。

 

ご自身にどのような歯ブラシが合っているか知りたい方は、是非お気軽にご相談ください!


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