歯科衛生士とは?

歯科衛生士とは?

歯科衛生士とは?

2022.06.03

‖ お口から人々の健康を支える医療専門職

歯科衛生士とは、歯科医師の治療をサポートし、お口の健康を守る専門職です。
英語ではDental Hyginistと言います。

“お口の健康”は、QOL(生活の質)全身の健康とも密接につながっています。
歯を失う原因の多くはむし歯(う蝕)と歯周病ですが、歯科衛生士はそれらの予防や治療に深く関わっています。
さらに、子どもたちに歯のみがき方を指導したり、お年寄りに摂食・嚥下機能訓練をおこなったりと、幅広い年代の人々の健康を“お口”から支えています。

 

‖ 歯科衛生士の主な業務内容

 

◆ 歯科予防処置

歯科衛生士は、虫歯のない患者さんに対して虫歯予防の処置をおこなうこともできます。
歯や歯茎の状態を機械で点検したり、歯石の除去など歯のクリーニングを行ったり、虫歯予防のためにフッ素を塗布したりすることができます。

口内環境を整えておけば、虫歯にかかりにくい健康な口内環境をキープすることができます。

 

◆ 歯科診療補助

歯科医師の診療が円滑に進むようサポートします。歯科医師の指示のもと治療の一部を担当します。

患者さんの負担を抑えて診療を進めるためには、歯科医師とのスムーズな連携が欠かせません。
器具や薬品に関する知識が求められるのはもちろんですが、高度なチーム医療を実現するためにはコミュニケーション能力も大切です。
また、歯科診療の補助だけでなく、薬品の管理や診療室全般の管理など業務の範囲は多岐に渡り、細やかな対応力が要求されます。

 

◆ 歯科保健指導

患者さんに歯の磨き方や、食生活、生活習慣などの指導を行います。
人が生きる上で欠かせない、食べることに関わる重要な仕事です。

歯科医院で専門的な処置を受けたとしても、普段の生活で口や歯のケアができなければ、虫歯や歯周病を予防・改善させることはできません。
正しいケアの方法を身に付けてもらうには、やはり歯科衛生士の専門的な指導が不可欠です。
しかし、口の中の状態や生活習慣は、年齢層やライフスタイルによってさまざまなので、「全員に同じ指導をおこなえばいい」というわけではありません。
指導の対象は、小さなお子様やその親御さん、また高齢者の方など幅広くなっているので、それぞれの患者さんの状況に合った適切な指導をおこなう必要があります。

 

‖ 歯科助手と歯科衛生士の違いについて

歯科助手は、歯科医院において受付や会計、治療を行う歯科医師や歯科衛生士のアシストをする仕事です。 ほかにも治療器具の洗浄やカルテの整理、院内の清掃など歯科医院の業務全般に携わります。 医療行為はできませんが、特別な資格がなくても働ける職種です。


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