麻酔について

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麻酔について

2022.09.01

麻酔の種類について

当院では、“歯医者は痛い!怖い!”といった従来のイメージを極力失くし、患者様に安心して通院していただくために、表面麻酔薬・電動注射器などを使用して、できる限り痛みのない治療を心がけています。

当院では最も細い33Gという針を使用しております。
針は細ければ細い程痛みを感じにくいです。
ただ同じ量の麻酔液を注入しようとすると、細い針ほど麻酔液の流れは速くなり圧力も増えます。
麻酔時に痛みが生まれる原因の一つは、麻酔液が体内に注入される時の圧力です。
当院では、麻酔液の注入速度や圧力をコンピューターによって自動的にコントロールできる電動麻酔注射器を用い、麻酔時の痛みを軽減しています。

 

◎表面麻酔◎
無痛治療を行うために、表面麻酔薬をまず麻酔を打つ部分に塗ってから麻酔の針を挿入します。
表面麻酔の効果により針を刺す際のチクッという痛みを防ぐことができます。
麻酔薬注射の前に患部の歯茎の表面を麻痺させるために塗る局所表面麻酔剤です。
アミノ安息香酸エチルを20%含んでおり、口腔内の粘膜の末梢知覚神経を麻痺させ、痛みを緩和します。
ジンジカインゲル20%はアミノ安息香酸エチル製剤で、すみやかに適度な持続時間のある麻酔作用です。
比較的、苦みが少なく甘いバナナの香りが特徴です。

◎局所麻酔◎
歯茎に注射をすることを局所麻酔と言います。局所麻酔はその名の通り局所に麻酔薬を作用させて一時的に感覚を消失させる方法です。
これは一番多く使われる方法で、虫歯治療・抜歯・インプラントなどさまざまな治療で使われています。

◎浸潤麻酔◎
これも局所麻酔の一種で、麻痺させたい箇所に近い歯茎から麻酔薬を注入します。
浸潤(しんじゅん)麻酔と呼ぶのは、注入された麻酔薬が歯を支えている歯槽骨にしみ通り、歯の神経に届いて効き目を発揮するからです。
歯槽骨の表面は皮質骨といって硬い骨ですが、その内面は海綿骨と呼ばれる粗い軽石のような仕組みになっています。
注射して数分すると麻酔薬はここを通って歯の神経へと到達し、2~3歯の範囲に効き目がでてきます。

◎伝達麻酔◎
伝達麻酔は、枝分かれした小さな神経に効かせる局所的な麻酔ではなく、枝分かれする手前の、知覚神経おおもとの近くに麻酔薬を注射する方法です。
注射を一本打つだけで、この太い神経から枝分かれしている細かい神経の末端までドンと広範囲に効きます。
つまり、下あごの太い神経の近くに麻酔すれば、下あごの片側全体に麻酔を効かせることができます。(ただし、奥歯頬側の歯ぐきを除く)
この麻酔は長時間に渡ってしっかりと効果が続くので、親知らずの抜歯やむし歯が大きく神経を取らないといけなくなった場合に用いられます。
また、一度に広範囲の処置をする場合や、浸潤麻酔だけでは効かない患者さんにも用いることもあります。

細い針を使用する
一般に採血などで使用する針先の太さの3分の1です。面積はたった10分の1以下!これ以上の細い針はありません。
当院では無痛治療を行うために31~33Gという最も細いサイズの注射針を使用しています。

電動麻酔注射器
無痛治療を行うには、麻酔薬を一定の速度でゆっくりと打たなければいけません。
一気に麻酔薬を注入すると細胞が急激に膨張してしまい、痛みを伴うことがあるためです。
当院では電動麻酔注射器を使用しています。

※麻酔が効くまで待ち、確認してから治療をはじめます。
麻酔を行なってからすぐに治療を始めてしまいますと、麻酔がきちんと効いていなくて痛みを感じてしまうことがあります。
当院では、数分間待って麻酔が効いたことを確認してから治療に入ります。

なるべく負担・不安が少なくなるよう、患者さんの希望を必ず伺って、麻酔を希望される方には麻酔してから処置を行うようにしています。
麻酔の効きが悪ければ、必ず追加します。
しかし麻酔自体は薬です。
余分なものはできるだけ体内に取り入れない方が良いといった考え方もできます。
必要ない場合には、使用しないのが原則です。


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