昭和町駅(阿倍野区)で女性歯科医師がいる歯医者「ひだまり歯科」のホームページです。

「なぜこの治療が必要なのか」「今から何をするのか」という説明がないまま治療が行われれば、患者さんは当然不安を感じてしまうでしょう。

そこで当院では「インフォームドコンセント（説明と同意）」を重視し、お口の中の現在の状態となぜそうなったのかの原因を必ずご説明しています。
そのうえで、一人ひとりに合った治療計画をご提案し、患者さんご自身が納得されたうえで治療が受けられるよう配慮しています。

お口の中は虫歯の治療で完了ではないのです

今、痛い歯だけを治療して欲しい。
そんな患者さんも少なくはありません。

しかし、歯の治療だけでお口の環境がよくなるわけではありませんし、虫歯菌を完全に取り除くことは難しいので、今痛い歯だけ直しても、根本的な解決にはならないのです。

虫歯の治療が終わったから、歯石のお掃除は別に困ってないしいらない。
そう思うかもしれません。
痛みや不具合がなくなれば、歯医者に行くのは嫌になってしまう気持ちはわかります。
ですが、歯石がついていることで再び虫歯になったり歯周病になるリスクが上がり、そのうちまた治療にいかなければいけないことになるかもしれません。

歯は治療をする際、虫歯になってしまっている部分は削り取らないといけません。
全く削らない治療というのは現時点では難しいのです。
治療を繰り返すことは、ご自身の歯をどんどんと削り取り、詰め物で済んでいたものが大きな被せ物になり、いつかは抜歯して歯を失ってしまうことになります。
最初は1本の歯を失うだけかもしれません。
しかし、歯を1本失うとその歯が担っていた役割を他の歯がカバーする為に通常以上の負荷がかかってしまい、ダメになってしまう歯を徐々に増やすことになるのです。

今すぐに変化するような事ではないので、実感はしにくいかもしれません。

しかし、この先歯を失ってしまった時、例えば入れ歯という選択をしたとして、今と全く同じにお食事を楽しむことは難しいのが現状です。
事実、入れ歯というのは歯茎の上に乗せた偽物の歯で物を噛むのです。
ご自身の歯で噛む力が１００として、部分入れ歯では３０〜４０％、総入れ歯に至っては１０〜２０％程度しかないといわれています。
また、保険の入れ歯はプラスチックのような素材のため、割れないように分厚く、材質的に熱も感じにくいので、ご飯が美味しくないというお声をよく聞きます。

この先、5年先も、10年先も、ご自身の歯で美味しくご飯を食べて欲しい。

だからこそお口の環境は良い状態を保ち治療を繰り返さない状態を作るために、歯石のお掃除や定期検診が必要なのです。

定期検診は保険のルール上、基本的には３ヶ月に１回です。
つまり、年間たった４回です。

１年で４回だけでいいのであれば、頑張れそうではないでしょうか？？