妊娠中の歯科治療について知っておきたいこと

妊娠中の歯科治療について知っておきたいこと

妊娠中の歯科治療について知っておきたいこと

2023.09.20

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妊娠中はお母さんの健康が赤ちゃんにも影響を及ぼすため、お口の健康管理も重要です。しかし、妊娠中に歯科治療を受けることに不安を感じる方も多いかもしれません。そこで、妊娠中の歯科治療に関する情報をお伝えします。

 

・歯科治療の安全性について

妊娠中の歯科治療は一般的に安全です。ただし、特定の時期や特定の治療方法には注意が必要です。妊娠初期(特に妊娠3ヶ月まで)は胎児の発育に影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ治療を避ける方が良いでしょう。ただし、緊急の治療が必要な場合は、歯科医師に相談して適切な処置を受けましょう。

・妊娠中に注意が必要な治療

妊娠中にはレントゲン撮影や麻酔薬の使用などに注意が必要です。レントゲン撮影は必要な場合でも、お腹を保護するためにエプロンを使用します。また、安全性の高い麻酔薬を選ぶことも重要です。歯科医師と相談しながら、最適な治療方法を選びましょう。

・妊娠中の虫歯治療

妊娠中は唾液の分泌量が増加し、虫歯リスクが高まることがあります。妊娠中でも虫歯がある場合は、放置せずに早めに歯科医師に相談しましょう。歯科医師は安全な治療方法を提案してくれます。一般的に、シーラントやフッ素塗布などの予防処置や、むし歯の詰め物や歯のクリーニングなどの治療が行われます。

・妊娠中の嘔吐やつわりによる影響

妊娠中のつわりや嘔吐により、歯の表面が酸によって侵される可能性があります。口をすすぐだけでも、酸性の成分を除去することができます。ただし、歯を直接磨く場合は、嘔吐後30分から60分を待ってから行いましょう。嘔吐後直ちに歯を磨くと、エナメル質が脆弱になっているため、歯の表面を傷つける可能性があります。

・歯科医師とのコミュニケーション

妊娠中の歯科治療を受ける際には、歯科医師とのコミュニケーションが重要です。妊娠の状況や健康状態、妊娠中に使用している薬など、必要な情報を正確に伝えましょう。歯科医師はそれに基づいて最適な治療プランを立てることができます。

妊娠中の歯科治療は安全であり、お口の健康を維持するために重要です。しかし、特定の時期や特定の治療方法には注意が必要です。歯周病予防や虫歯治療、嘔吐による影響など、妊娠中の歯科治療に関する情報を正しく理解し、歯科医師との適切なコミュニケーションを取ることで、健康なお口を維持できます。


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