知覚過敏の原因と対処法について

知覚過敏の原因と対処法について

知覚過敏の原因と対処法について

2023.09.23

みなさんこんにちは。ひだまり歯科です。

今回は知覚過敏について詳しく解説をしていきます。

知覚過敏という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?冷たい飲み物や甘いもの、熱い料理を摂取した際に歯が痛む現象のことを指します。この症状に悩む方は多いですが、それに対する理解は必ずしも広まっていないかもしれません。この記事では、知覚過敏の原因やその対策について詳しく解説します。

1. 知覚過敏とは?
知覚過敏は、歯のエナメル質や歯肉が退縮して露出した象牙質に外部刺激が与えられた際に、短期間の痛みを感じる症状のことを指します。具体的には、冷たい、熱い、甘い、酸っぱいなどの刺激が引き金となることが多いです。

2. なぜ知覚過敏になるのか?
a. 歯ブラシの強い圧力
強く歯を磨くことにより、エナメル質が削られる、または歯肉が下がって象牙質が露出することがあります。

b. 酸性食品の過度な摂取

炭酸飲料や柑橘類などの酸性食品は、エナメル質を溶解させる可能性があります。

c. 歯の磨り減りや欠け

顎の異常な位置や食いしばり、歯ぎしりなどで歯が磨り減りや欠けた場合、象牙質が露出します。

d. ガム病

歯肉炎や歯周病が進行すると、歯肉が退縮し、象牙質が露出することがあります。

3. 知覚過敏の対策
a. 正しい歯磨きの方法

柔らかめの歯ブラシを使用し、歯と歯肉の境界に歯ブラシを45度の角度で当て、やさしく磨くことが推奨されます。

b. 低刺激の歯磨き粉の使用

知覚過敏専用の歯磨き粉は、歯細管を一時的に塞ぐ成分や、知覚過敏の痛みを和らげる成分が含まれていることが多いです。

c. 食生活の見直し

酸性食品の摂取を減らし、食後は口をすすいだり、水を飲む習慣を持つと良いでしょう。

d. 定期的な歯科検診

知覚過敏の原因や症状の進行度を確認し、適切なアドバイスや治療を受けることが大切です。

4. 治療方法
知覚過敏の治療方法には、以下のようなものがあります。

フッ素塗布:エナメル質を強化し、知覚過敏を和らげる。
歯細管を塞ぐ治療:レジンや特殊なジェルを用いて、刺激が歯の内部に伝わりにくくする。
歯肉移植:歯肉の退縮が原因の場合、移植を行って部分的に修復する。
5. まとめ
知覚過敏は多くの人々が経験する症状の一つです。しかし、適切なケアと治療でその痛みを軽減することが可能です。定期的な歯科検診を受け、自分の口内の状態をよく知り、適切なケアを心がけることが大切です。


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