ドライマウス

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ドライマウス

2023.09.26

みなさんこんにちは。ひだまり歯科です。

みなさんは「ドライマウス」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
今回は意外と知られていないドライマウスの症状や、改善方法について詳しく解説をしていきます。

口の中が乾燥していると感じることはありませんか?それはドライマウス、医学的には「口腔乾燥症」と呼ばれる状態の可能性があります。この記事では、ドライマウスの原因、症状、そしてその対策について詳しく解説していきます。

1. ドライマウスとは?
ドライマウスは、唾液の分泌が不足することで口の中が乾燥する状態を指します。唾液は口腔内の清掃や食物の消化、虫歯の予防などさまざまな役割を持っているため、その分泌が減少すると多くの問題が生じることがあります。

2. ドライマウスの原因
薬の副作用: 抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、利尿薬などの一部の薬には、唾液の分泌を抑える副作用があります。
疾患や病態: ショーグレン症候群、糖尿病、HIV/AIDS、放射線治療などの病態や治療が口腔乾燥の原因となることがあります。
加齢: 加齢に伴って唾液腺の機能が低下することもあり、高齢者に多く見られることがあります。
喫煙やアルコール: 喫煙やアルコールの摂取も口の乾燥の原因となり得ます。
3. ドライマウスの症状
口の乾燥や喉の渇き
唇のひび割れや口角炎
食物の摂取や嚥下が困難
言葉を話すのが難しい
唾液が粘り気がある
口臭
頻繁な舌の炎症や感染症

4. ドライマウスの対策と治療
水分の摂取: 定期的に水や無糖の飲み物を摂取し、口の中を潤すことが重要です。
人工唾液: 市販されている人工唾液スプレーやジェルを使用することで、口の乾燥を和らげることができます。
薬の見直し: 服用している薬が口腔乾燥の原因である場合、医師と相談して別の薬に変更することを検討します。
口腔ケア: 良好な口腔ケアを維持することで、口の乾燥からくる症状を和らげることができます。フッ素入りの歯磨き粉やアルコールフリーのうがい薬の使用が推奨されます。
加湿器の使用: 室内の湿度を上げることで、口やのどの乾燥を防ぐことができます。
5. まとめ
ドライマウスは、日常生活の質を低下させるだけでなく、虫歯や口内炎、歯周病などの口腔疾患のリスクも高めます。そのため、口の乾燥を感じたら、早めの対策や治療を始めることが重要です。症状が続く場合は、歯科医や医師に相談し、適切な治療やケアを受けることをおすすめします。


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