歯軋りや食いしばりの原因とリスク

歯軋りや食いしばりの原因とリスク

歯軋りや食いしばりの原因とリスク

2023.10.09

獅子舞に頭を噛まれる人のイラスト(女性)
こんにちは。今回は歯軋りや食いしばりについてお話しします。これらの習慣は一見無害に思えますが、実際には歯や口腔健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そこで、歯軋りや食いしばりの原因とリスクについて詳しく説明します。

★歯軋りや食いしばりの主な原因

・ストレス

ストレスは歯軋りや食いしばりの主な原因です。日常生活や仕事上のストレス、不安や緊張が歯ぎしりのトリガーとなることがあります。

・不良な咬合(かみあわせ)

歯の咬合が不適切な場合、噛む力が均等に分散されず、歯軋りや食いしばりが生じる可能性があります。咬合の不均衡は歯のすり減りや筋肉の緊張を引き起こすことがあります。

・睡眠時の無意識の症状

夜間に無意識のうちに歯軋りや食いしばりを行うことがあります。この症状は睡眠時無呼吸症候群やストレスなどによって引き起こされることがあります。

★歯軋りや食いしばりのリスクと影響

・歯のすり減り

歯軋りや食いしばりによる摩耗は歯の表面をすり減らし、歯のエナメル質や象牙質の損傷を引き起こします。これにより、歯の感受性が増し、虫歯や歯根の露出のリスクが高まります。

・歯や顎関節の痛み

長期間にわたる歯軋りや食いしばりは、歯や顎関節に痛みや不快感を引き起こすことがあります。顎関節症候群や顎関節の変位などが起こる可能性もあります。

・筋肉の緊張

歯軋りや食いしばりは、顔や頭部の筋肉の緊張を引き起こします。これにより、頭痛、顔の痛み、肩こりなどの症状が現れることがあります。

・歯の破損や欠損

長期間にわたる歯軋りや食いしばりによって、歯が破損したり、歯の欠損が生じることがあります。これにより、噛む力や咀嚼機能が低下し、食事の制約や消化の問題が生じる可能性があります。

★歯軋りや食いしばりの対策方法

・ストレス管理

ストレスを軽減するために、リラクゼーション法やストレス管理のテクニックを取り入れましょう。適度な運動や趣味に時間を割くことも効果的です。

・咬合調整

歯軋りや食いしばりが咬合の問題に関連している場合は、歯科医師に相談し、咬合調整を受けることを検討しましょう。咬合のバランスを整えることで、歯軋りや食いしばりのリスクを低減できます。

・スプリント(マウスガード)の使用

睡眠時の歯軋りや食いしばりを防ぐために、歯科医師からスプリント(マウスガード)を受けることができます。スプリントは歯を保護し、咬合力を分散させる役割を果たします。

・緊張を緩和する習慣

歯軋りや食いしばりの習慣に気づいたら、舌を歯の間に置くなどの緊張を緩和する習慣を取り入れましょう。歯軋りや食いしばりは口腔健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの対策が重要です。歯科医師との定期的な相談やチェックアップを行い、適切な対策をとることで、健康な口腔環境を維持しましょう。


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