口角炎について

口角炎について

口角炎について

2023.12.13

みなさん、こんにちは!ひだまり歯科です。

今回は「口角炎」についてブログを書いていきたいと思います。

口角炎は、口の角に生じる炎症性の状態で、様々な原因によって引き起こされます。この状態は、口角のひび割れ、赤み、腫れ、時には痛みや瘡蓋(かさぶた)の形成を伴うことがあります。口角炎は、年齢や健康状態に関わらず、幅広い人々に影響を及ぼすことがあります。

原因

口角炎の主な原因には以下のようなものがあります:

  1. 感染症:真菌(特にカンジダ属)や細菌による感染が口角炎の一般的な原因です。
  2. 栄養不足:特にビタミンB群(特にB2、B3、B6、B12)、鉄、亜鉛の不足が関連しています。
  3. 口の乾燥:唾液の過剰な蒸発や、長時間の口呼吸は口角の皮膚を乾燥させ、炎症を引き起こすことがあります。
  4. 機械的な刺激:歯の不正咬合や義歯の不適合、または頻繁に口角を舐める癖などが口角炎を引き起こすことがあります。
  5. 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎や乾癬などの疾患が原因で口角炎を引き起こすこともあります。
  6. 免疫系の弱化:免疫系が弱まっている人々、例えばHIV感染者や糖尿病患者、高齢者では口角炎のリスクが高まります。

症状

口角炎の典型的な症状には、以下のようなものがあります:

  • 口角の赤み、腫れ、痛み
  • 乾燥やひび割れ
  • かゆみや灼熱感
  • 瘡蓋の形成
  • 口を開ける際の不快感や痛み

診断

口角炎の診断は通常、症状の観察と患者の医療歴に基づいて行われます。医師は、感染の有無を確認するために皮膚スクレーピングを行うことがあります。また、栄養不足が疑われる場合は、血液検査により栄養素のレベルを調べることもあります。

治療

口角炎の治療は原因に基づいて行われます:

  1. 抗真菌薬や抗菌薬:感染が原因の場合、適切な薬剤が処方されます。
  2. 栄養補給:ビタミンやミネラルの不足が原因の場合、栄養補給が推奨されます。
  3. 保湿剤の使用:乾燥が原因の場合、保湿剤やバリアクリームの使用が有効です。
  4. 歯科治療:歯の問題が原因の場合、適切な歯科治療が必要です。
  5. 生活習慣の改善:口を舐める癖や口呼吸の改善が推奨されます。

予防

口角炎の予防には、適切な口腔衛生、バランスの取れた食事、十分な水分摂取が重要です。また、口を過度に舐める癖がある場合は、その癖をやめることが推奨されます。

総じて、口角炎は多くの要因によって引き起こされる可能性があるため、正確な原因の特定と適切な治療が重要です。これにより、症状の改善と再発の防止が期待できます。また、口角炎が頻繁に再発する場合や治療に反応しない場合は、専門の医療機関での詳細な検査が必要になることがあります。

 

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