歯周病はうつる病気

歯周病はうつる病気

歯周病はうつる病気

2022.08.02

もともと歯周病菌はお口の中には存在しません。

人から人へ歯周病がうつる主な経路としては、親子間での感染やパートナー間での感染が考えられます。
歯周病の原因菌は唾液を介してうつることから、箸・スプーンの共用、キスなどにより、歯周病菌を相手にうつしてしまう恐れがあります。

また、乳児期に食べ物を噛み与えることで、お母さんの唾液に含まれる原因菌が、子供に感染してしまう可能性があります。

 

ただし、歯周病が発症するかどうかはその人の免疫力にもよるため、歯周病菌がうつった人に歯周病が発症するとは限りません。

 

 

赤ちゃんやパートナーに歯周病菌をうつさないために、以下のことに注意しましょう。

 

食べ物の噛み与えをしない

食べ物を与えたりシェアしたりするときに、歯周病菌の感染が起こるリスクがあります。
たとえば、お母さんが噛んだり口に含んだりしたものを赤ちゃんにあげるのは、できるだけ避けましょう。

 

食器を共用しない

赤ちゃんへの歯周病菌の感染を防ぐには、食器を共用しないことも大切です。
たとえば、お母さんが自分の箸で赤ちゃんに食べさせたり、お母さんの使用後のスプーンを子どもに使わせたりするのは、できるだけ避けましょう。

 

家族が健康な口腔内環境を維持する

お母さんをはじめとする家族の口腔内に歯周病菌が少なければ、赤ちゃんにうつる可能性も低くなります。
赤ちゃんへの歯周病感染を防ぐには、家族が健康な口腔内環境をキープすることが大切です。

 

 

 

 

歯周病にかかってしまった歯周組織を健康に戻すためには、歯周病の原因となっている細菌の数を減らさなければなりません。
しかし特定の細菌だけを殺すことは出来ません。

 

歯周病は完治出来ない病気といわれていますが、治療をすることで歯茎の炎症がなくなり、歯肉や歯槽骨の破壊を遅らせる、または止めることが出来ます。

スキンシップをやめたり、食器の共有をするのをやめることだけでは感染の根本的な解決にはなりません。
お子さまやパートナーにうつさないためには、まずご自身が歯周病の治療を行い、毎日のケアを丁寧にして、歯周病菌を減らすことが重要です。

バランスの良い食生活・睡眠・運動など、生活習慣を整え、体の免疫力を高めることも大切です。

歯茎が腫れている、出血があるなどの自覚症状がある場合は、すぐに歯科医院で治療を受けましょう。

 

まずはご自身の進行具合を把握することが治療の第一歩です。
歯科医院で歯周病の検査を受けましょう。


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