人工甘味料とむし歯について

人工甘味料とむし歯について

人工甘味料とむし歯について

2022.12.05

人工甘味料とむし歯について

 

今回は「人工甘味料と虫歯」について、お話していきます。
そもそも、虫歯が発生するメカニズムは、私たちの口の中に住んでいるミュータンス菌(虫歯菌の代表格)が食べ物や飲み物に含まれる糖分などを分解して、酸を作り出します。
この酸が、私たちの体の中で最も硬いといわれているエナメル質を溶かし、歯のミネラル分であるカルシウムやリン酸を溶出します。
これを「脱灰」といい、この状態が続くと歯が溶けて「う蝕(虫歯)」になります。

虫歯菌が酸を作り出し、虫歯の原因となる甘味料には、果糖(フルクトース)、ブドウ糖(グルコース)、ショ糖(スクロース)などがあります。
砂糖の主成分であるショ糖(スクロース)は、最も虫歯菌を活性化させると言われています。
砂糖が沢山含まれているお菓子やスイーツ、飲み物などは可能な限り制限したほうがよいのですが、甘いものを食べることでストレスの解消になったり、元気になったりするものなので、いきなりゼロにしろと言われもむずかしい人が多いと思います。

そんな時、おすすめしたいのが「人工甘味料」などの代用甘味料です。
代用甘味料はスクロースの代わりに用いる甘味物質の総称です。
最近ではお菓子やカロリーオフの飲み物など、いたるところで見かけるようになりましたね。
人工甘味料はお口の中で虫歯菌が酸を作り出すことができないので、虫歯の原因になりにくいのです。
代表的なものとして、スクラロース(砂糖の600倍の甘さ・0kcal/g)、アセスルファムカリウム(砂糖の200倍の甘さ0kcal/g)、アスパルテーム(砂糖の200倍の甘さ・4kcal/g)などがあります。
例えば、アスパルテーム250㎎(1kcal)で砂糖50g(200kcal)と同じくらいの甘さを感じることができるのです。

代用甘味料の中には、天然成分を原料とした「キシリトール」も含まれています。
キシリトールも虫歯菌が酸を作り出すことができないので、虫歯の原因になりません。
世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)もその効果を認めています。
ただし、これらの代用甘味料はショ糖やブドウ糖などと一緒に使われていることが多いので、とりすぎには注意が必要です。

当院では、

「歯っぴぃキシリグミ(フルーツ・ヨーグルト)」


「トミカキシリグミキャンディー (コーラ) 」


「歯っぴぃキシリチョコ(ホワイトチョコ)」


「歯医者さんが作ったチョコレート(ミルクチョコ)」


「キシリトール入りフーセンガム(オレンジ・いちご・グレープ)」


「キシリトール100%ガム ボトルタイプ(マスカット)」

を販売しております。

こちらの商品は歯のことを考えて作ったお菓子 で、甘味料に砂糖を一切使わず「キシリトール100%」配合しています。
キシリトール100%配合なので、基本的にはいつ食べてもOKです。
砂糖と同じ甘さがあるのにカロリーは砂糖の3/4程なので、ダイエット中のおやつにもおすすめですよ。


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