虫歯の進行

虫歯の進行

虫歯の進行

2023.07.05

◎虫歯とは

虫歯(むしば)は、口腔内の歯の組織であるエナメル質や象牙質が脱灰され、穴が開いた状態を指します。虫歯は、酸によって歯の組織が溶ける過程で発生します。

 

◎虫歯の進行

  1. 初期段階(エナメル質の脱灰):虫歯の初期段階では、エナメル質が酸によって脱灰されます。エナメル質は歯の表面を覆っている硬い組織です。脱灰によってエナメル質が弱まり、表面に白い斑点(白斑)が現れることがあります。
  2. 進行段階(象牙質の侵食):虫歯が進行すると、エナメル質を越えて象牙質に侵食していきます。象牙質はエナメル質よりも柔らかい組織であり、虫歯が進行する速度が速くなります。この段階では、虫歯の穴が形成され、象牙質の組織が破壊されます。
  3. 深部段階(神経への影響):虫歯がさらに進行し、神経に達すると、痛みや感度が生じることがあります。神経は歯の中にあり、虫歯が神経に達すると、炎症や感染が引き起こされることがあります。
  4. 進行した段階(歯の損失):虫歯が進行すると、歯の組織の破壊が進み、歯が弱くなります。最終的には、虫歯によって歯が抜け落ちる可能性があります。この段階では、歯の保存が困難な場合があり、歯の修復や補綴が必要となります。

 

◎虫歯にならないために

  1. 正しい歯磨きを行う:歯を磨く際には、歯ブラシを適切に使い、正しいテクニックで磨きましょう。歯磨きは朝晩の食後に行い、歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、やさしく優しく磨きます。歯ブラシの交換は3か月ごとに行いましょう。
  2. 正しい食事習慣を持つ:砂糖や炭水化物を過剰に摂取することは虫歯の原因となります。バランスの取れた食事を心掛け、砂糖の摂取を制限しましょう。また、食事後には水を飲むことで口腔内の酸を中和させることができます。
  3. フッ素の利用:フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に効果があります。フッ素入りの歯磨き粉やフッ素洗口液を使用することで、歯を保護することができます。歯科医師に相談してフッ素の処方を受けることもできます。
  4. 正しい口腔衛生習慣の維持:歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間のプラークを除去しましょう。また、定期的な歯科検診と歯のクリーニングを受けることも重要です。
  5. 口の中の乾燥を防ぐ:唾液は虫歯の予防に重要な役割を果たします。口の中が乾燥すると、虫歯のリスクが増加します。適度な水分摂取や、必要に応じて唾液刺激剤を使用して口の中を保湿しましょう。
  6. リスクのある場合は予防処置を受ける:虫歯リスクが高い場合(例:噛み合わせが不正、口腔衛生状態が悪いなど)、歯科医師と相談して予防処置を受けることを検討しましょう。シーラントやフッ素塗布などの処置が虫歯予防に役立ちます。

以上の予防策を実践することで、虫歯の発生リスクを減らすことができます。定期的な歯科検診と歯科医師のアドバイスを受けながら、口腔衛生習慣を維持しましょう。

 

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