歯周病について知っておきたいこと

歯周病について知っておきたいこと

歯周病について知っておきたいこと

2023.08.08

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こんにちは♩今回のブログでは、歯周病について詳しくご説明いたします。歯周病は歯と歯茎の周囲の組織に影響を及ぼす重要な疾患です。正しい知識を持つことで、予防と早期治療が可能となりますので、ぜひ最後までお読みください。

 

★歯周病とは?

歯周病は、歯と歯茎の周りの組織における炎症性疾患の総称です。口腔内の細菌がプラーク(歯垢)と呼ばれるべたついた膜を形成し、それが固まって歯石となることで病気が進行します。初期段階では歯肉の腫れや出血が見られることが多く、これを歯肉炎と呼びます。しかし、進行すると歯周ポケットが形成され、歯茎と歯との間の隙間が深くなり、歯を支える組織が破壊されてしまうことがあります。

★歯周病の主な原因

歯周病の主な原因は、プラークに含まれる細菌です。口腔内には常に多種多様な細菌が存在し、特に食事の後や寝る前などに増加します。プラークが適切に除去されないと、細菌が増殖し、炎症を引き起こすことになります。また、喫煙や不適切な食生活、ストレス、免疫力の低下なども歯周病を引き起こす要因となります。特に喫煙は、歯周病のリスクを増加させることが科学的に証明されています。

★歯周病の症状

歯周病の初期症状としては、歯茎の腫れ、赤み、出血が挙げられます。歯を磨く際に歯ブラシに血が付く場合や、歯磨き後に口の中に苦い味を感じることもあります。また、歯周ポケットが形成されると、歯が少しずつゆるくなってくる、歯ぐきから膿が出る、歯の根元が露出してきたなどの症状が見られる場合があります。口臭があったり、噛むときに痛みを感じることもあります。ただし、初期症状がわかりにくいこともあるため、定期的な歯科検診が重要です。

★歯周病の予防と治療

歯周病を予防するためには、日常生活での口腔ケアが欠かせません。正しい歯磨きの方法やデンタルフロス、歯間ブラシの使用を習慣づけることが大切です。また、定期的な歯科検診により、専門家による歯垢と歯石の除去を受けることで、歯周病の進行を防ぐことができます。

歯周病が進行してしまった場合は、歯周外科的手術が必要な場合もありますが、早期に発見し治療を開始すれば、多くの場合、歯を残すことが可能です。歯周病治療は個人に合わせたアプローチが必要であり、歯科医師と相談しながら適切な治療方法を選びましょう。

歯周病は放置しておくと歯を失う原因になる重篤な疾患ですが、適切な予防と早期治療により予後を改善できる可能性があります。定期的な歯科検診と自宅でのケアを怠らず、歯周病のリスクを低く保つよう心掛けましょう。お口の健康を守ることは全身の健康にもつながりますので、日々のケアを大切にしてください。


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