唾液の大切さ

唾液の大切さ

唾液の大切さ

2022.12.13

唾液の大切さ

唾液の重要性について

こまめに歯磨きをして虫歯予防をしていても、虫歯になってしまう人がいます。

それに対し、適当に歯磨きを済ませているのに虫歯にならない人もいます。

虫歯になりやすい人となりにくい人の違いは、唾液の量が関係しています。

 

<唾液の働き>

①消化を助ける

食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にします。

②口の清潔を保つ

口の中の食べカスを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や口臭を防ぎます。

③味を感じやすくする

唾液が味のもととなる物質を運ぶことで、食べ物の味を感じることができます。

④食べ物を飲み込みやすくする

かたくパサパサしたものでも、唾液とまざることで、まとまって噛みやすく飲み込みやすくなります。

⑤口の健康を保つ

唾液が口の中の粘膜全体を覆って保湿・保護します。
唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくします。

唾液には、食べやすくするだけでなく、口を通して外部から入ってくる細菌などから体を守るための、免疫機能という重要な働きもあります。

 

1日の中で、唾液が一番多く出るのは食事の時です

ところが、現代人は食生活の変化によって、噛む回数と食事の時間が極端に減り、唾液の量も少なくなっています。

その結果、虫歯や病気、食中毒になりやすくなったり、消化吸収に悪影響が出たりします。

唾液の分泌量が少ないと口の中で虫歯菌が増殖し、酸化が進んで歯が溶けてしまうので、虫歯になってしまうのです。

口が渇き気味の方や、唾液が粘ついている方は、唾液が十分に分泌されていないため、定期検診を受けることをおすすめしております!

まずは、十分な水分補給を心がけましょう。

少しずつこまめに摂ることがポイントです。

唾液は運動や刺激によっても分泌量が増えます。
話す・歌う・笑うなど日常的に口を動かすことは、もっとも手軽なトレーニングといえます。

さらに、意識的に唾液の分泌を促すためには、唾液腺マッサージや舌のトレーニングも有効です。

 

〈唾液腺マッサージ〉

〈舌トレーニング〉


①舌を下に出す
②舌を上に出す
③舌を左右に出す
④くちびるをなぞるように左右に回す

 

噛み合わせがしっかりできていれば、かための食品を食事に加えてみたり、するめを噛むのもいいでしょう。

唾液の効果を高めるいちばん簡単な方法は、噛む回数を増やすことです

噛みごたえのあるもので1口30回を目安に、是非実践してみてください。

また、酸っぱいものや辛いもので刺激する方法もあります。

水分補給だけでなく、食事による工夫(水分を多く含むメニューを加える、など)も試してみるといいと思います!

何か気になることがありましたらお声掛けください!


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