歯の清掃方法②

歯の清掃方法②

歯の清掃方法②

2022.10.31

良いのはわかるが、歯磨きもしっかりしてるし、別にクリーニングに通ってまでは…そんなお声を聞くことがあります。
歯磨きでは落としきれない汚れやご自身では気づかない汚れなどは、意外とあるものです。
また、頑張って自分で!と磨きすぎることによっておこるトラブルもございます。
正しい歯磨きの仕方を知るのと同時に、自分が磨き残しやすいところを知れるタイミングでもありますので、健康作りの一環として定期検診とともに来ていただければと思います。
とはいえ、何をされているのかよくわからない、何が良いのかわからない、そんな状態では通いにくいかもしれませんね…

という訳で、今回はクリーニングの種類やホワイトニングとの違いについてです。

歯のクリーニングの方法は何種類?

歯のクリーニングの方法には5種類あります。
それぞれのクリーニングの種類と簡単な概要は次の通りです。

  • ①スケーリング(スケーラーで歯石を除去)
  • ②超音波スケーリング(超音波スケーラーで歯石を除去)
  • ③ルートプレーニング(歯周ポケット内の歯石を除去)
  • ④フロッシング(歯間部の歯垢を除去)
  • ⑤エアフロー・ジェットクリーニング(強力なジェット水流で歯垢・歯石を除去)

スケーラーと呼ばれる器具を使用して歯石と歯の表面の沈着物を除去することをスケーリングと言います。
中でも超音波のスケーラーを使用したクリーニングが超音波スケーリングです。
これらの歯のクリーニングは総じて「PMTC」と呼ばれます。

PMTCを行う前に、まず患者それぞれの歯や歯茎の状態、歯石、歯の汚れなどをチェックした上で適切なクリーニングが行われます。

 

歯のクリーニングとホワイトニングの違い

歯のクリーニングは本来の歯の色を取り戻すものなので、ホワイトニングの効果はありません。
ホワイトニングは見た目を美しくすることを目的として行われる一方で、クリーニングは口内環境を整えて歯の健康を維持することが目的です。
また、クリーニングは一部保険が適用されますが、ホワイトニングは保険が適用されず自由診療となります。
歯のクリーニングとホワイトニングとでは、治療の目的や内容が異なるので混同しないようにしましょう。

歯のクリーニングについてよくあるQ&A

ここからは、歯のクリーニングに関するよくある質問について3つ回答していきます。

クリーニングに痛みはありますか?

歯茎が健康な状態であれば、クリーニングでの痛みや出血は基本的にありません。
ただし、歯茎の状態があまり良くない場合は痛みを伴うことがあるので、歯科医師と相談しながらクリーニングを行うことが大切です。

クリーニングを行う頻度はどのくらいですか?

クリーニングを行う期間は3ヶ月に1回が目安です。
歯磨きが正しく行えていない場合は歯垢や歯石が付着しやすいので、短い期間で行う必要があります。
具体的な期間については、クリーニングを行う歯科医師に聞いてみましょう。

保険は適用されますか?

治療を目的とした歯のクリーニングは保険が適用されます。
たとえば歯周病治療などで歯周ポケットの測定や歯と歯茎のX線検査などを行う場合は保険適用の診療となります。
クリーニングのほか、ブラッシング指導や染め出しなどを行っております。

詳しい内容については担当の歯科衛生士から説明しておりますので、ぜひお気軽に当院へお問い合わせください。


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